ジョブズAppleのCEOをやめたという報道された。彼の残りの寿命を考えて穏やかに世代交代する良いタイミングだったのだろう。これほどカリスマのある人物に率いられてきたAppleが今まで以上の製品やサービスを作り出せるのだろうか?
近年のAppleの上手さは汎用の部品の上に質感の高いオリジナリティを構築し囲い込むことに成功した事だ。このクオリティはハード面とソフト面で妥協のない拘りがあるから成し得た。また、汎用の部品を利用することで利益を上げながらリーズナブルな値段で提供した。このバランスを見定めが今後のAppleの成功に導くポイントになってくると思う。部外者から見て、一番競争の激しいiPhoneの出来が一番わかり易い指標になるだろう。現在のiPhoneのハードの多くはオリジナルの部品が多い。これはAppleの思い描くクオリティを示すためには、オリジナルの部品を使う必要があるからだ。しかし、性能要求の満たすようになれば汎用部品で十分になってくる。同時に、そこそこの性能がそこそこの値段で手に入るようになってくる。進化と汎用化のバランス変化を見定めてiPhoneを出せるのであれば、ジョブズなしでも本物の製品が作れる会社であると言っても良いと思う。その時期はそう遠くはない、5年以内にやってくる。