コンテナ物語

話題になっていたので読んだ。技術的な革新によって社会の構成が変わるという趣旨なのだろう。コンピュータの未来の影響を読み取っても良い。
でも、それ以上に資本の大量透過による経済が、あまりに脆弱であることがよく見えた。基本的に技術は真似られる。技術が経済の障壁になっているものを克服すると、あとは資本の投下量が勝敗を決める。誰も追いつけなくするには、借金をして投資するしか無い。そのため、不況や戦争、ストライキやテロ対策のような僅かな社会の混乱で、利子が返せなくなくなり倒産する。それが次の連鎖を生む。危険率を無視した投資、社会に必要なインフラの寡占が原因だとは思うけど、旧来のシステムよりロバストでない。
たとえば、現在問題になっているロシアに対する経済制裁の結果、社会がより混乱してダーメージを受けるのはどちらかといえば、より経済発達している側じゃないかいかと思ったりした。

wiMax Aterm 3500Rで回線の高頻度で起こる切断への対策

Chrome使用時には以前からおこっていた突然の回線切断が、Firefoxでも高頻度で起こるようになった。Firefoxのアップデートで最大コネクション数が増えたのが原因だろう。Atermへ有線で接続している時には起こらないので内側の無線LAN側の問題。おそらく、サーバー側のレスポンスが遅れるとパケットエラーと処理されて、一定以上増えると切断してしまうのじゃないかな。対策としてfirefoxのコネクション数を減らした。

about:configで
network.http.max-conections =16
network.http.max-persistent-conections-per-server=16
network.http.max-persistent-conections-per-proxy=16

かなり安全側に振っているので、少し遅いと感じるかもしれない。

M3A790GXH/128Mのメモリが4GBでは足りない

このPCは主にLibre Office, Google Chrome, メディアプレーヤーしか使っていないのだが、HDDに書き出すたびに止まるようになってきた。2年目にビデオ能力の限界、3年目にメモリ不足と少しずつ不満が出てくる。そう考えると、まだPCの必要なスペックが少しずつ増えているな。主にweb browserの要求というのが今時な気がする。限界4GB×4まで載せてもメモリは安くて驚愕した。

Windows7 ネットワークに接続できない

Windows 7で変わったネットワークエラーが起こったので記録しておく。ハードウェアは正常な状態でIP addressやDNSを取得できているが、HTTP接続できない、社内ネットワークのゲートウェイサーバまでは見える(over TCP/IPはできない)という奇妙な状態になった。IP configを見ても特に異常はなかったが、ネットワークと共有センターからみると1つのはずのネットワークが2つ見える状態になっていた。送受信のパケット量は同じに表示になっているので、IPレベルでは1つのネットワークと認識していて、ソケットレベルでは2つのネットワークと勘違いしている状態になっていると思う。解決方法は、一度ドライバを無効化して停止をして、再度有効にすると直った。再起動しても解決しなかった。

ジョブズAppleのCEOをやめたという報道された。彼の残りの寿命を考えて穏やかに世代交代する良いタイミングだったのだろう。これほどカリスマのある人物に率いられてきたAppleが今まで以上の製品やサービスを作り出せるのだろうか?
近年のAppleの上手さは汎用の部品の上に質感の高いオリジナリティを構築し囲い込むことに成功した事だ。このクオリティはハード面とソフト面で妥協のない拘りがあるから成し得た。また、汎用の部品を利用することで利益を上げながらリーズナブルな値段で提供した。このバランスを見定めが今後のAppleの成功に導くポイントになってくると思う。部外者から見て、一番競争の激しいiPhoneの出来が一番わかり易い指標になるだろう。現在のiPhoneのハードの多くはオリジナルの部品が多い。これはAppleの思い描くクオリティを示すためには、オリジナルの部品を使う必要があるからだ。しかし、性能要求の満たすようになれば汎用部品で十分になってくる。同時に、そこそこの性能がそこそこの値段で手に入るようになってくる。進化と汎用化のバランス変化を見定めてiPhoneを出せるのであれば、ジョブズなしでも本物の製品が作れる会社であると言っても良いと思う。その時期はそう遠くはない、5年以内にやってくる。

Thunderbolt?

 Light Peakと呼ばれていた光I/Oが、どうしたわけかThunderboltという名前の銅線の外部ポートとしてAppleに採用される事になった。Thunderboltは、物理コネクタがDisplay portで、上位のプロトコルPCI ExpressまたはDisplayportらしい。Displayportプロトコルは、ポートの互換性を維持の為だけなので実質PCI Expressプロトコルだろう。
 Displayportの物理的な規格は2.7Gbpsのシリアルバスを4本あわせたものらしいので、10Gbps×2の双方通信を行うThunderboltは、1本あたり約2倍の速度になっているようだ。USB3が同じく5Gbpsシリアルバスによる双方向通信なので、1本あたりの転送速度は同程度である。物理部分は光と銅線では流用が効かないので、この部分はメリットがない。
 それではLight Peakのどの部分が流用されたかと考えると、下位プロトコルだけになる。クロックの送り方やエラー補正の方法と回路設計あたりだ。高価なケーブルや独自のIOチップが必要で、転送速度がほぼ同じではメリットがない。
 現時点のメリットがないにもかかわらず、AppleIntelがThunderboltを採用した理由はI/O規格をコントロールして光コネクタを追加するためだとしか考えられない。・・・しかし、実際のところ電源もなくちょっと速いポートが流行るとは思えない。うーん、この規格は何なのだろう。