直感で××すること

Blog日曜に本屋をブラブラしていると白髪のおじさんがBlog本を手に取っていた。団塊世代の結構な人数がBlogを書くらしいことを知識として知っていたが、目にすると新鮮だ。
GUIという直感的な操作が可能になったおかげでPCが普及したように、webページの作成も閾値が下がってきたのだろう。普及に必要なのは直感で操作できることなのだろうな、と妙に再確認してしまった。
団塊世代のうちの父親だとファイルサイズ(の概念)が良くわからないようだ。写真を載せようとしてサイズが合わないと、どうして良いかわからなくて止めてしまう。補助してあげるような親切設計が必要かも。それとリンクは辿れるけど、検索できないし、ブックマークを登録できない。たぶんページ内で完結した操作でないからだと思う。こういった改善は慣れている人にも使いやすくなる利点がある。
web上でページを分けることについては、こんなコメントがあった。
http://zeromemory.sblo.jp/article/1639944.html
原稿依頼とか広告とかのやり方が紙面だった頃の影響だとは思うけど使い難いのは間違いない。付け加えれば、幅指定やフォントサイズの指定などがあって、解像度が異なる環境で見られることを考慮していない。ボタンも押しにくい。こう言った問題点は、外部から指摘しないとデザインした人にはわからないだろう。まだwebにあったデザインっていうのはできていないのだ。

HTMLというと紙媒体の性質を継承していて1ページ・1ページが独立していて関係の提示が弱いのも問題らしい。
http://journal.mycom.co.jp/articles/2006/04/11/tednelson/004.html

まだweb世界には、まだまだ改善の余地がありそうだ。この人やアラン・ケイ氏のようにコンピュータはちっとも進化してなくて同じ機能を繰り返し作り直しているなんて言う気はなくて、同じ機能をリファインすることで実際にできることが拡大していく(機能が深まる)のだと思う。実際に機能し多くの人間に使われるものは、アイディア自体より素晴らしいよ。社会に受け入れれるものは、過去に似たイメージが存在していて基本的に使える"もの"であって、使い込まれることで別の次元にステップアップしてゆく"もの"だと思う。

紙面媒体の記者で、そこから電子媒体を使ってやろうと挑戦しているこの人のWeb観は上記のような視点と似てると思う。2つの技術に触れている分、私より正確じゃないだろうか。
http://facta.co.jp/blog/archives/20061020000261.html
http://facta.co.jp/blog/archives/20061022000262.html
http://facta.co.jp/blog/archives/20061023000263.html