SSDが普及するのは何時頃だろうか?

 Apple, Renovo, Dell, 東芝などからSSDを載せたノートPCが販売されるようになったが、それ程人気がない。アメリカのDellでは返品も増えているようだ。これは製品の不良ではなくて、パフォーマンス/コストがHDDより悪いのが原因なのだそうだ。現在のSDDは、HDDと比べると容量が半分、シーケンシャルリードは変わらず、ランダムリードが早いくらい。Dosの頃と違って、HDDに対してランダムリードし続けるプログラムは減っているから、速度を実感する機会が少ないだろう。

 しかし主要の生産メーカーは更に生産量を増強する。既に携帯機器での消費量は飽和しつつあるので、大量のフラッシュメモリを消費するSSDが立ち上がらないと急激な価格低下を起こす事になる。今年と来年あたりで、メーカーが選択される事になりそうだ。

 パソコンにSSDを使うとしても、100GBあれば消費側の要求を満たせるだろう。なので、次世代で容量は満たし、次々世代からは価格と速度の競争となる。4年後にはHDDに変わって普及し始めても不思議でない。またはネットブック市場が立ちがれば、10GB前後のSSDの市場から立ち上がる可能性もある。この場合はフラッシュメモリの値段が崩れずに2-3年でSDDが普通になる可能性もある。