NehalemはSSE命令系への強化がさほどでもなかった

後藤弘茂のWeekly海外ニュースによるとNehalemは16bytesブロック単位の命令フェッチのままらしい。命令長の長いSSE命令系では既に多少の影響が出ているので、電力との関係で載せなかったというのは説明として怪しい。"Core 2 Duoと比較して1.5倍の処理能力"にするにはSSE命令の処理能力を上げると思ったのだけど、HTで1.2-1.3倍、後はクロックを1.3-1.4倍にしないと達成できない。そんなにクロックが上がるのかな?

NehalemはCore 2 Duoを4コアにしたもので大体あっていそうだ。設計時期を考えるとPenrynコアで問題になった部分は改善できないだろう。Registerあたりを改良したPenrynコアを使おうとすると、コア化一発はイスラエルに任せて、オレゴンチームは周辺回路だけを設計したんじゃないかな?

開発の歴史をみると、Pentium MCore DuoCore 2 DuoとNehalemが同じになるので、新コアを開発するのには6-7年くらい掛かるようだ。新コアは2011-2013年くらいになるのでないか?