Radeon X1900の物理演算はAGEIA/NVIDIAより10倍速い

 ATIカンファレンスレポートhttp://pc.watch.impress.co.jp/docs/2006/0609/comp09.htmによるとATIもHavok FXに対応したようだ。Havokという会社の作るプログラムは優秀のようでCPU側も利用しなければならない衝突処理http://www.watch.impress.co.jp/game/docs/20060326/gdc_ha.htmなどでもキッチリ性能を出している。レイテンシを気にせずに、スレッドを用意しておいて演算器とメモリ帯域を最大まで利用できるアーキテクチャが物理演算には非常に有効そうだ。複雑な部分はCPUに任せてしまうの手段も考えられる。
 この様子だとDirectX10では物理演算(のhelp)もGPUの仕事になりそうだ。そうすると数年先にはATIのようなuniversal shaderでないとゲームに使えなくなるだろう。nVidiaは次世代のGPUまでは現在のアーキテクチャでいくみたいだけど、次々世代ではuniversal shaderに変えてくるだろう。その時までに2世代分の蓄積のあるATIに、どのように競争していくか楽しみ。相当ラディカルなGPUを用意するのでないだろうか?