コンピュータが5台しかない世界

http://www.atmarkit.co.jp/news/analysis/200707/30/computers.html
そこまで行かなくてもデータセンターの重要性が増していくだろうな。その結果として、データセンターが購入する台数が一般ユーザーの購入を超えることはありそう。livedoorKDDIGmail採用はショックだった。一度サービスが固定すると、機能が大きく変わるまではサービス業者が変化しなくなりそうだ。Webサービスを利用するようになるとスケールメリットを生かす商売が今まで以上に増えてくるだろう。
コンピュータの製造業者の意識が変化してきているんじゃないか。特にマルチコアの強力に推進しているのは、一般ユーザーよりデータセンターにメリットがある。webサーバー向けの安価でハイスループットを目指したコンピュータが1ジャンルとして確立するだろう。

情報を保持する技術は、データ量の兼ね合いもあってコストが高い。最もスケールメリットが効果を持つので、通信環境が充実すればデータセンターへの移行を原動力になる。ところが、国内の法律ではデータの載っている機器を持っている人がデータの所有者ということになって、本当の所有者とやり取りする事は通信になっている。データを預けるという概念が存在していない。サービスやデータ損失のときの責任などで実際の運用と矛盾が生じてしまうのだろう。webサービスのような世界レベルでスケールメリットを生かす必要がある分野で、国内の法律に不備があると国内の産業が全滅することになる。省ごとに行うのでなくて国家戦略として法整備を進める必要がある。

データセンターの場所も、法コストを含めて安価な場所が選ばれるよう変化していく。実はデータはインドにあったりする時代がくるかもしれない。