2006-03-12から1日間の記事一覧

陰陽師

陰陽師シリーズの初期は人の性について語る物語が多かったのが、徐々に存在そのものについて語る物語になっていた。今作品は淡々としているようでいて、それを強く感じた。陰陽師風にいえば、どちらも同じく呪であり人にかけるか自然にかけるかの違いという…

狼と香辛料(支倉 凍砂)

新人の作品を1つ選んで読んだ。神とも呼ばれる長寿の狼と若手の商人という人物の組み合わせが面白い。麦の穂を狼の尾に見た立てて狼神が麦の穂に宿り豊作をもたらすとされる所など、とても自然で実際にそんな信仰があってもおかしくない。セリフがまわし気が…

PLAM28:午前の光Ⅱ(野生獣木)

本屋によると運良くPLAMの新刊が売っていた。Amazonばかりでなくて本屋によるのも吉だね。前シリーズとはうって変わってJ.B.が暗殺宣言するなどダークな展開に(暗殺とまでは言ってないか)。マフィアやらFBIやら、またむさいオジサンたちがぞろぞろ出てきたり…